顎ボトックスの料金・値段相場
単位別・部位別【2026年最新】

顎ボトックスの料金は単位数に応じた料金体系が一般的で、10〜30単位の幅で¥7,700〜¥66,000が相場です。

¥7,700〜初回最安
¥18,700相場中央値
30院公開料金集計
3〜6ヶ月効果持続
顎ボトックスの料金体系と単位別価格表
✓ 広告なし・独立編集
当編集部は、PubMed収載論文・厚生労働省資料・各クリニックの公開料金などの公開情報をもとに、独立して調査・整理しています。なお、本サイトの記事は皮膚科専門医によるサイト全体の医療監修方針に基づいて編集されています。編集方針について →

顎ボトックスの相場は、20単位の通常価格で¥16,500〜¥33,000(中央値¥18,700)。料金は単位数で決まり、効果は3〜6ヶ月持続します。初回限定価格は通常の50〜70%程度ですが、適用条件(初回のみ・当日施術)に注意が必要です。骨切り術(¥330,000〜¥1,650,000)と比べて初期費用は抑えやすい一方、長期継続では維持費が積み重なります。

参考:各クリニックの公開料金・PMDA資料・PubMed掲載論文(編集部集計)
iClinicJapanは厚生労働省の医療広告ガイドラインに沿って記事を作成しています。 詳細はこちら →

未承認医薬品・適応外使用に関する重要な情報開示

本記事で解説する施術には、厚生労働省「医療広告ガイドライン(令和6年3月改訂)」に基づき、以下4項目の情報提供が必要です。

  1. 未承認医薬品であること:日本の美容クリニックで使用される韓国製ボツリヌストキシン製剤(ナボタ®・ボツラックス®・コアトックス®・ニューロノックス®・リジェノックス®・イノトックス®等)は、日本の医薬品医療機器等法(薬機法)上の承認を取得していません。
  2. 入手経路:各クリニックが医師の個人輸入または並行輸入により調達し、自由診療で使用しています。
  3. 国内承認医薬品の有無:国内同一成分の承認品として、Allergan社「ボトックスビスタ®」(A型ボツリヌストキシン製剤)が存在します。ただしボトックスビスタ®の承認適応は「眉間の表情皺(2009年承認)」および「目尻の表情皺(2016年承認)」に限定されており、咬筋・口角・人中・顎・小鼻などの部位への使用はすべて適応外使用(オフラベル使用)となります。
  4. 諸外国における安全性情報:韓国製の製剤は韓国食品医薬品安全処(MFDS)の承認を取得しており、韓国・アジア圏で広く使用されています。ただし、日本国内での臨床試験・厳密な流通品質管理・国内副作用報告体制の対象ではないため、重大なリスクが十分明らかになっていない可能性があります。万一重篤な副作用が発生した場合、日本の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる点に留意が必要です。

施術を検討される方は、使用製剤の承認状況・適応範囲・補償体制について、事前に医師へ必ず確認してください。

顎ボトックスの料金体系

顎ボトックスの料金は、注入する単位数(unit)に応じて決まる料金体系が主流です。1単位あたり¥770〜¥2,200が相場で、製剤の種類(韓国製・欧米製)と単位数によって価格が変わってきます。施術内容そのものについては、顎ボトックス完全ガイドに詳しくまとめています。

注入量は症例のオトガイ筋(あごの梅干しジワを作る筋肉)の発達度合いで決定されます。軽度の梅干しジワには10単位、中等度には20単位、強いオトガイ筋の発達がある場合は30単位以上が目安です。

単位数初回限定価格通常価格適応症例
10単位¥7,700〜¥16,500¥11,000〜¥22,000軽度の梅干しジワ
20単位¥16,500〜¥27,500¥22,000〜¥38,500中等度のオトガイ筋発達
30単位¥27,500〜¥44,000¥33,000〜¥66,000重度のオトガイ筋肥大
40単位以上取り扱い少数¥55,000〜¥99,000稀。安全性検討要

当編集部の調査結果(2026年4月編集部調査):公開された料金情報を整理したところ、20単位の通常価格中央値は¥18,700でした。同単位数で最安と最高額の差は約3.5倍に達しており、製剤ブランドと院の方針による価格差が大きいことが確認できます。

単位数を決める医学的基準

顎ボトックスの単位数は、見た目の好みではなく オトガイ筋の発達度合い・梅干しジワの深さ・咬合の強さ といった医学的な評価をもとに決められるのが基本です。料金が単位数に比例する以上、適切な単位数の見極めこそが過剰な費用負担を避ける最大のポイント。

評価項目軽度中等度重度
梅干しジワの深さ笑顔時のみ出現無表情時にも軽く出る常時はっきり出る
オトガイ筋の触診力を入れた時のみ硬さあり安静時にもやや硬い常時固く張っている
推奨単位数5〜10単位10〜20単位20〜30単位
料金目安¥7,700〜¥16,500¥16,500〜¥33,000¥33,000〜¥66,000

カウンセリングで確認したいポイント:「私の場合は何単位が適切でしょうか」と医師に直接尋ねるのが安心です。明確な根拠なく「とりあえず20単位」と提案された場合は、一度持ち帰って検討するという選択肢もあります。

なお、初回は少なめの単位(10単位)から開始し、効果を見て次回調整するという慎重な進め方も一般的です。一度に多く入れすぎると咬合や発音への影響リスクが上がるため、段階的なアプローチを推奨する院が多くあります。

製剤別の料金差|韓国製と欧米製

使用される製剤により料金差が大きく、韓国製ボツリヌス製剤(ナボタ®・ボツラックス®等)と欧米製(アラガン社ボトックスビスタ®)で約2〜3倍の差が見られます。

韓国製は厚労省未承認の自由診療用製剤として日本国内で広く使用されています。エラボトックス料金と同様、製剤選択は安全性・コスト・体感のバランスで決めていくのが基本です。

製剤分類20単位 相場承認状況特徴
韓国製(ナボタ®等)¥16,500〜¥27,500日本未承認低価格・効果も同等
欧米製(ボトックスビスタ®)¥33,000〜¥55,000日本承認(眉間のみ)世界標準・データ豊富
韓国製(リジェノックス®等)¥11,000〜¥22,000日本未承認最安価格帯
顎ボトックスの注入部位とオトガイ筋の解剖図

製剤の安全性と承認状況の見分け方

韓国製ボツリヌス製剤と欧米製では料金差だけでなく、承認状況・臨床データ・流通経路にも違いがあります。料金だけでクリニックを選ぶ前に、使用される製剤の背景まで把握しておきたいところです。

確認項目欧米製(ボトックスビスタ®)韓国製(ナボタ®等)
厚労省承認承認あり(眉間・目尻のみ)未承認(自由診療のみ)
韓国MFDS承認承認あり(韓国食品医薬品安全処)
臨床試験データ長期データ豊富(30年以上)製剤により差がある
流通経路正規代理店経由のみ並行輸入の可能性あり
医師賠償保険適用されやすい適用外のケースあり

注意点:韓国製ボツリヌス製剤は厚生労働省の承認を受けていない自由診療用製剤です。万一健康被害が発生しても、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる点は要注意です。料金が安い理由には、こうした制度面の違いも含まれます。それを理解したうえで、ご自身に合った製剤を選んでいきましょう。

カウンセリング時に「使用する製剤名」「承認状況」「過去の症例数」を医師に確認しておきたい項目です。明確な回答が得られないクリニックは、候補から外すという判断もあり得ます。

初回限定価格 vs 通常価格

多くの美容クリニックでは新規患者向けに初回限定価格を設定しており、通常価格の50〜70%に相当する割引設定が主流です。ただし「初回1回限定」「カウンセリング当日のみ」などの条件がついていることが多いので、長く続ける前提なら総額もイメージしておきたいところです。

初回限定の代表的な条件

注意:初回¥7,700の魅力で来院しても、カウンセリングで「20単位推奨」と提案され実際支払額が¥16,500〜になることもあります。事前に必要単位数を見積もり、初回価格が適用できるか確認しておきましょう。カウンセリング攻略ガイドで具体的な質問項目を確認できます。

追加費用と隠れコスト

表示価格のほかに発生する費用もあるので、総額をイメージするときは次の項目も含めて見ておきたいところです。顎ボトックスの効果を最大化するには、ケア用品を含めた総コストで見ておくと判断材料が揃います。

追加費用項目相場必須/任意
カウンセリング料¥0〜¥3,300院による
麻酔クリーム¥1,100〜¥3,300任意
笑気麻酔¥3,300〜¥5,500任意
アフターケア用品¥2,200〜¥5,500任意
修正注入(保証外)¥5,500〜¥16,500必要時
遠隔診療オンライン処方¥1,100〜¥3,300任意

地域別の料金差

顎ボトックスの料金は地域により差があり、東京・大阪の大都市圏が最も価格競争が激しく、地方都市は比較的高めの価格帯になる傾向があります。エラボトックス大阪エラボトックス東京でも同様の傾向がみられます。

地域20単位 中央値院数競争度
東京(新宿・銀座・渋谷)¥18,700多数非常に高い
大阪(梅田・心斎橋)¥19,800多数高い
名古屋・福岡¥22,000中程度
地方都市¥27,500少数低い

骨切り術との費用比較

顎の梅干しジワの根本治療として骨切り術(オトガイ形成術)があり、永続的な効果が得られる代わりに費用は大幅に跳ね上がります。美容整形料金まとめで他施術との比較も確認できます。

術式料金相場持続期間ダウンタイム
顎ボトックス¥16,500〜¥33,000/回3〜6ヶ月ほぼなし
ヒアルロン酸注入¥55,000〜¥165,0006〜12ヶ月1〜3日
糸リフト¥110,000〜¥440,0001〜2年3〜7日
オトガイ形成術¥330,000〜¥1,650,000永続2〜4週間

長期的な費用の試算:顎ボトックスを年2回(3〜6ヶ月持続のため)×5年継続した場合、総額は¥165,000〜¥330,000となります。骨切り術は初期費用¥330,000〜¥1,650,000ですが、再施術不要のため5年を超えるあたりで費用が逆転する計算です。ただしリスクとダウンタイムは大きく異なるため、コスト面だけでなく総合的な判断が必要です。

長期的なコストシミュレーション

顎ボトックスは効果が3〜6ヶ月で減弱するため、継続するなら長期的な費用設計が欠かせません。年齢・症状の重さ・継続意向に合わせた現実的なシミュレーションをまとめました。

パターン想定される方年間費用5年累計10年累計
軽度・年2回20代・梅干しジワ予防目的¥22,000〜¥44,000¥110,000〜¥220,000¥220,000〜¥440,000
中等度・年3回30代・しっかり改善希望¥49,500〜¥99,000¥247,500〜¥495,000¥495,000〜¥990,000
重度・年4回強い咬みしめあり¥132,000〜¥264,000¥660,000〜¥1,320,000¥1,320,000〜¥2,640,000

年4回の重度パターンでは、10年で 骨切り術1回分(¥1,650,000前後)を上回る 計算になることもあります。長期で見たとき、根本的な改善を希望する方は骨切り術との比較も検討材料に入れてみてください。一方、ライフステージや状況の変化で「やめる」選択肢を残せるのはボトックスの大きな利点です。

意外と知られていない節約ポイント:同じクリニックでリピートすると「2回目以降割引」「年間パス」などを設定している院も増えてきています。継続を前提とするなら、初回時点で長期割引の有無を確認しておくと累計費用を抑えられます。

料金以外の選択基準

料金だけで選ぶと、結果に満足できないこともあります。クリニック選び方ガイドで総合的な選定基準を確認できます。価格と一緒に見ておきたいポイントは次のとおりです。

料金トラブル事例

料金まわりで実際によく聞くトラブルパターンは次のとおりです。エラボトックス失敗事例と同様、契約前にしっかり確認しておきたいところです。

CASE 01

初回限定価格の適用外

「初回¥7,700」の広告で来院したが、カウンセリングで「適応となる症例には20単位必要」と提案され¥22,000を請求された事例。初回価格は10単位限定であり、20単位以上は通常価格適用と説明されたが、広告には小さく記載のみ。

CASE 02

セット施術の強制提案

顎ボトックスを希望して来院したが、カウンセリング90分の間に「エラボトックス・ヒアルロン酸も併用すべき」と提案され、当日¥165,000のコース契約に至った事例。クーリングオフの対象外でした。

CASE 03

修正注入の追加費用

2週間後の左右差に対し再注入を依頼したが「保証期間外」とされ追加で¥11,000を請求された事例。保証期間は院によって7日〜30日とばらつきがあるので、契約時に確認しておきたいポイントです。

カウンセリングで確認すべき7項目

料金トラブルを避けるには、施術前のカウンセリングで以下の7項目を必ず押さえておきましょう。多くのトラブルは「事前に聞いていれば防げた」という事例が大半を占めます。

  1. 使用する製剤の正式名称と承認状況:「ボトックス」という総称ではなく、製品名(ボトックスビスタ®・ナボタ®等)まで明確に確認します。
  2. 注入する単位数の根拠:「なぜその単位数なのか」を医学的根拠で説明してもらえるかを確認します。
  3. 追加費用の発生条件:麻酔代・カウンセリング料・再診料・修正料など、別途発生する費用を一覧で確認します。
  4. 効果が不十分だった場合の対応:追加注入の費用・タイミング・条件を事前に取り決めておきます。
  5. 副作用が出た場合の対応窓口:施術後に異変があった場合、どこに連絡すればよいかを確認します。
  6. 担当医師の経歴と症例数:執刀医がどのくらいの経験を積んでいるかを確認します。
  7. クーリングオフ・キャンセルポリシー:契約後の解約条件を書面で確認します。

記録の取り方:カウンセリングで聞いた内容はメモを取り、可能であれば書面でもらうのが望ましい対応です。「言った・言わない」のトラブルを避けるため、重要な約束事は必ず書面で残しておきましょう。

FAQ|よくある質問

顎ボトックスは保険適用される?

美容目的の顎ボトックスは保険適用外です。一方、重度の咬みしめ・歯ぎしりによる顎関節症の治療目的では一部医療機関で保険適用されるケースもありますが、適応条件は厳格です。

医療ローンは使える?

¥30,000以上の施術料金については医療ローンが利用可能な院が多くあります。ただし金利は年5〜15%と幅があり、3〜6ヶ月で効果が消失する施術にローン利用は経済的に推奨されません。

最安値で受けるなら?

初回限定価格を活用するのが最も低コストです。ただし「初回限定」を渡り歩く方式は同一クリニックでの注入医継続性が失われ、左右差や効果不足のリスクが上がります。長期的には信頼できる院で継続注入する方が、結果的に低コストになる傾向があります。

単位数は誰が決める?

注入医がカウンセリング時に決定するのが原則ですが、患者の希望も反映されます。オトガイ筋の発達度合いを医師が触診で評価し、10〜30単位の範囲で提案するのが一般的なやり方です。根拠の説明なく一律「20単位」と提案される場合は、再確認が必要です。

他のクリニックで修正できる?

理論上は可能ですが、使用製剤・注入部位・単位数が前院から開示されていない場合、修正注入のリスクが上がることが多いです。修正カウンセリング料は¥3,300〜¥11,000が相場で、別院での修正は元院の保証適用外となる点も注意が必要です。

2026年の料金トレンドは?

韓国製ボツリヌストキシン製剤の供給安定化により、2024〜2025年に比べて低価格化が進んでいます。一方、円安進行による欧米製ボトックスビスタ®の価格上昇は継続しており、製剤別の格差は拡大傾向にあります。

関連ガイド

顎ボトックスの理解を深めるため、関連トピックの独立ガイドをご参照ください。

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参考文献

  1. Carruthers JD, Carruthers JA. Treatment of glabellar frown lines with C. botulinum-A exotoxin. J Dermatol Surg Oncol. 1992;18(1):17-21. PMID: 1740562
  2. Wanitphakdeedecha R, Yan C, Apinuntham C, et al. Efficacy and Safety of a Novel Botulinum Toxin A for Masseter Reduction: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Optimal Dose-Finding Study. Dermatol Surg. 2021;47(1):e1-e6. PMID: 33347002
  3. Zhuang J, Jiang L, Zhou Y, et al. Botulinum Toxin Injection Technique for Reducing the Masseter Size and Enhancing the Jawline. Aesthet Surg J. 2024;44(8):NP567-NP573. PMID: 38494986
  4. 厚生労働省「医療広告ガイドライン」(令和6年3月改訂)→ 厚労省サイト
  5. 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)医薬品情報→ PMDAサイト
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