ほうれい線ヒアルロン酸注入ガイド
効果・製剤比較・料金・リスクを徹底解説

ファンデーションでも目立つほうれい線にアプローチできるのがヒアルロン酸注入です。料金相場は¥30,000〜¥150,000、効果持続は6〜18か月とされています。

¥30K〜¥150K料金相場(両側)
6〜18ヶ月効果持続
10〜20分施術時間
ほうれい線へのヒアルロン酸注入イメージ
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ClinicJapan編集部は、皮膚科専門医によるサイト方針監修のもと、PubMed収載論文・公開された医療文献・公式情報を整理して情報を作成・更新しています。本記事は、編集部が日本国内50社以上のクリニックの公開料金・公式情報を整理し、PubMed収載論文と厚生労働省資料を参照のうえ作成しています。編集方針について →

「ファンデーションでほうれい線がかえって目立つ」「鏡で見る印象が急に老けて感じた」。実際にカウンセリングの現場でも頻出するご相談です。整理しておきたいのが、ほうれい線ヒアルロン酸注入です。溝の下からボリュームを補充して、ほうれい線を物理的に目立たなくする即効性のある施術とされています。一方で、まれに血管閉塞による皮膚壊死や視力障害が報告されており、症例数の多い医師選びが前提となります。

ほうれい線のヒアルロン酸注入は、溝の下からボリュームを補充してほうれい線を物理的に目立たなくする即効性のある注入治療です。注入量は片側0.5〜1cc・両側1〜2ccが目安とされています。料金相場は¥30,000〜¥150,000(製剤・量による)で、効果持続は6〜18か月と報告されています。所要時間は10〜20分、ダウンタイムも数日程度です。一方で、まれに血管閉塞による皮膚壊死や視力障害が報告されており、症例数の多い医師選びが前提となります。

出典:ClinicJapan編集部調べ(2026年4月)/参考:厚生労働省「美容医療の適切な実施に関する検討会」資料・日本美容外科学会(JSAPS)公開資料・国内外の臨床文献
iClinicJapanは厚生労働省の医療広告ガイドラインに沿って記事を作成しています。 詳細はこちら →

医療機器・適応外使用に関する重要な情報開示

本記事で解説する施術には、厚生労働省「医療広告ガイドライン(令和6年3月改訂)」に基づき、以下4項目の情報提供が必要です。

  1. 承認製品について:日本国内では、ジュビダーム®ビスタシリーズ(Allergan社)およびレスチレン®シリーズ(Galderma社)の一部製品が、「中等度から重度の鼻唇溝(ほうれい線)の補正」を適応として高度管理医療機器(クラスIII)として薬機法承認を取得しています(ジュビダーム®ビスタは2014年、レスチレン®は2015年承認)。
  2. 未承認製品について:日本の美容クリニックで使用されるヒアルロン酸製品の多くは、ニューラミス(韓国製)、フィロルガ(フランス製)、テオシアル(スイス製)、ベロテロ(独製)など国内未承認のものが含まれます。各クリニックは医師の個人輸入により調達し自由診療で使用しています。
  3. 適応外使用について:承認製品であっても、承認部位(ほうれい線等)以外の涙袋・唇・額・あご・鼻・こめかみなどへの注入はすべて適応外使用(オフラベル使用)に該当します。
  4. 救済制度:未承認製品の使用、または適応外使用により重篤な副作用が発生した場合、日本の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる点にご留意ください。

施術を検討される方は、使用される製品の銘柄・承認状況・適応範囲・補償体制について、事前に医師へ必ず確認してください。

ほうれい線とヒアルロン酸|基本を押さえる

ほうれい線は、小鼻の横(鼻翼)から口角に向かって斜めに走る溝のことを言います。厳密には「シワ」ではなく、頬と口周りの境界線が加齢によって深くなったものです。ほうれい線が目立つ原因は大きく3つあります。①頬の脂肪が下垂して溝が深くなる(たるみ)、②骨の萎縮によりボリュームが失われる、③真皮のコラーゲン・エラスチン減少で皮膚のハリが低下する——この3つが複合的に進行することで、年齢とともにほうれい線は深く刻まれていくわけです。

ヒアルロン酸は、もともと体内の皮膚・関節・眼球などに存在する保湿成分で、約2〜6リットルの水分を1gで保持できるとされるほど保水力に優れています(文献により値に幅があります)。体内のヒアルロン酸量は20歳をピークに加齢とともに徐々に減少していくとされており、これが肌のハリ低下や乾燥、ほうれい線の深まりにつながります。美容医療で使用するヒアルロン酸製剤は、この天然成分を架橋技術で安定化させたジェル状の注入材で、皮膚の内側からボリュームを補い、ほうれい線の溝を持ち上げてくれます。

ヒアルロン酸注入が「ほうれい線治療で選ばれることの多い選択肢」とされる理由は明確です。①即効性がある(注入直後から効果を実感)、②ダウンタイムが短い(当日メイク可能)、③万一の場合にヒアルロニダーゼ(溶解酵素)で分解できる可逆性、④価格が手頃(¥30,000〜)。これらの理由で美容注入のはじめの選択肢として広く実施されています。ただし、ほうれい線周辺は顔面動脈が走行する重要部位であり、血管閉塞による皮膚壊死・視力障害といった重篤な合併症のリスクがゼロではない点を理解した上で、緊急対応体制の整ったクリニックを選ぶことが大切です。

ほうれい線に使う主要製剤の比較

ヒアルロン酸製剤は種類が多く、それぞれ硬さ・持続期間・用途が異なります。ほうれい線に使われる代表的な製剤を比較していきます。

製剤名メーカー特徴持続期間硬さ厚労省承認
ジュビダームビスタ® ボルベラXCアラガン(米)VYCROSS®技術。なめらかで膨潤しにくいです。浅〜中程度のほうれい線に最適12〜18ヶ月やや柔あり
ジュビダームビスタ® ボリフトXCアラガン(米)VYCROSS®技術。中程度のシワ・ほうれい線に幅広く対応12〜18ヶ月あり
ジュビダームビスタ® ボリューマXCアラガン(米)深い溝・ボリュームロスの補填に。リフト効果あり18〜24ヶ月硬めあり
レスチレン® リドガルデルマ(スウェーデン)NASHA™技術。ナチュラルな仕上がり。中程度のほうれい線に6〜12ヶ月あり
クレヴィエル® コントアエオンメディカル(韓国)高濃度HA。鼻・あごの輪郭形成に強いものの、ほうれい線にも使用される12〜15ヶ月硬いなし

ほうれい線の治療には、ジュビダームビスタ®シリーズがもっとも広く使われています。世界的に導入実績が豊富で、日本国内でも厚生労働省から美容用ヒアルロン酸として承認を受けている製剤のひとつです。特にボルベラXCとボリフトXCがほうれい線に適しており、なめらかな注入感と自然な仕上がりが特徴です。アラガン社独自のVYCROSS®技術によって、従来製品より吸収されにくく、膨潤(水を吸って膨らむこと)しにくいため、形状を長期間キープしやすいとされています。

製剤選びのポイントは「ほうれい線の深さ」です。浅いほうれい線にはボルベラXC(柔らかめ)、中程度にはボリフトXC、深い溝にはボリューマXC(硬め+リフト効果)と使い分けるのが一般的です。医師がカウンセリングで溝の深さを診察し、最適な製剤を提案してくれます。

承認製剤と未承認製剤の違い

厚生労働省の承認を受けた製剤(ジュビダームビスタ®、レスチレン®)は、日本国内での安全性と有効性が公的に確認されています。日本国内未承認の製剤の中には韓国MFDS等の海外規制当局の承認を受けた正規品もありますが、一部の未承認製剤では品質基準が不明確なものや偽造品が含まれるリスクがゼロではありません。カウンセリングで「どの製剤を使いますか?厚労省承認品ですか?」と必ずご確認ください。安全性ガイドでも詳しく解説しています。

注入量の目安|何cc必要か

ほうれい線の注入量は、溝の深さ・長さ・左右差・希望する仕上がりによって変わってきます。以下は一般的な目安となります。

ほうれい線の状態片側の注入量両側合計費用感
浅い(20〜30代前半)0.3〜0.5cc0.6〜1cc¥30,000〜¥60,000
中程度(30代後半〜40代)0.5〜0.8cc1〜1.5cc¥50,000〜¥100,000
深い(50代以降)0.8〜1cc1.5〜2cc¥80,000〜¥150,000

初回は控えめに注入し、2週間後の定着を確認してから追加するアプローチがおすすめです。一度に大量を入れると、注入直後は腫れで膨らんで見え、腫れが引いたあとに「思ったより入っていなかった」「入れすぎで不自然」というギャップが生じやすくなります。「少なめに入れて、2週間後に微調整」が自然な仕上がりへの近道と言えます。

なお、ほうれい線だけに注入するのではなく、頬骨の上にも注入して頬全体を持ち上げる「ヒアルロン酸リフト」というアプローチもあります。たるみが原因でほうれい線が目立っている場合、ほうれい線の溝を直接埋めるだけでは本質的な改善が得にくく、頬の土台にボリュームを足して引き上げることで、より自然で長持ちする改善が期待できます。この場合は追加で頬に1〜2ccが必要になりますので、合計2〜4ccになることも。費用は上がりますが、仕上がりの満足度は高い傾向にあります。

ほうれい線ヒアルロン酸 — 2つの注入アプローチ
アプローチ①:溝に直接注入溝を内側から持ち上げるメリット:即効性・シンプルデメリット:たるみの根本は未解決使用量:両側1〜2ccアプローチ②:頬+溝に注入頬のボリュームを補い全体をリフトメリット:自然で長持ちデメリット:使用量・費用が増える使用量:合計2〜4cc※模式図。実際の注入ポイントは医師が診察のうえで決定します

ほうれい線ヒアルロン酸の料金相場

料金表示について

以下に記載する料金はすべて税込の相場目安です。実際の料金はクリニックによって異なり、オプション費用(麻酔代・診察料・アフターフォロー費)が別途発生する場合があります。契約前に必ず総額を確認してください。効果には個人差があります

ヒアルロン酸注入の料金は、製剤の種類と使用量で決まります。「1cc(シリンジ1本)あたりの単価 × 使用本数」が基本的な計算式になります。下表の「1ccあたりの料金」は両側合計で1cc使用した場合の総額に該当します。

製剤1ccあたりの料金(税込・両側合計1cc使用)両側合計2cc使用時両側合計3cc使用時
ジュビダームビスタ® ボルベラ/ボリフト¥50,000〜¥80,000¥100,000〜¥160,000¥150,000〜¥240,000
ジュビダームビスタ® ボリューマ¥60,000〜¥90,000¥120,000〜¥180,000¥180,000〜¥270,000
レスチレン® リド¥40,000〜¥65,000¥80,000〜¥130,000¥120,000〜¥195,000
その他韓国製HA¥15,000〜¥40,000¥30,000〜¥80,000¥45,000〜¥120,000

大手クリニックでは「ほうれい線両側¥34,800〜」というパッケージ料金を設定しているところもあります。ただし、これは安価な製剤や少量(0.5cc程度)の場合が多く、厚労省承認品で十分な量を注入する場合は¥80,000〜¥150,000が現実的な予算です。「安さ」だけで選ぶと、①未承認製剤の使用、②注入量が少なすぎて効果不十分、③追加注入で結局高額になる、というパターンに陥りやすくなりますので注意が必要です。

年間のランニングコストとしては、12ヶ月ごとの追加注入で¥80,000〜¥150,000/年が目安となります。糸リフトの料金(¥100,000〜¥600,000/1〜2年)やハイフ(¥30,000〜¥300,000/3〜12ヶ月)と比較しても、コスト面でバランスの取れた治療と言えます。支払い方法については支払い方法ガイドも併せて確認しておくとよいでしょう。

施術の流れ|当日10〜20分で完了

  1. カウンセリング(15〜30分) — メイクを落とした状態で医師が診察します。ほうれい線の深さ・原因(たるみ/ボリュームロス/複合型)を診断し、製剤・注入量・注入箇所を決定していきます
  2. 麻酔(10〜15分) — 表面麻酔クリームを塗布。多くの承認製剤(XCシリーズ)はリドカイン(局所麻酔剤)入りで注入時の痛みが軽減されています
  3. マーキング(2〜3分) — 注入ポイントをペンでデザイン
  4. 注入(10〜20分) — ニードル(鋭針)またはカニューレ(鈍針)を使い、皮下〜真皮深層にヒアルロン酸を注入していきます。医師が吸引テスト(血管に刺さっていないか確認)を行い、少量ずつ慎重に注入
  5. 仕上げ確認(5分) — 左右差・仕上がりの確認。微調整があればこの場で追加。施術部位のクーリング
  6. メイク可能— 施術後3時間程度経過すればメイクOK。注射針の穴がある部分は触りすぎないようにしてください

トータル40〜60分程度でクリニックを出られますので、ランチタイムに受けて午後から仕事に戻られる方もいらっしゃいます。カウンセリングガイドで事前準備を確認しておくとスムーズです。

ダウンタイムとアフターケア

症状期間対処法
注射部位の赤み・腫れ数時間〜2日冷却(冷やしすぎない)。メイクでカバー可能
内出血1〜2週間(出た場合)コンシーラーでカバー。血液をサラサラにする薬・サプリは事前休薬
注入部位の硬さ・しこり感数日〜2週間ヒアルロン酸が馴染むまで待ちます。自己マッサージは避けてください
左右差腫れが引けば改善2週間後に左右差が残れば追加注入で微調整

施術後の注意点

  1. 施術後24時間— 飲酒・激しい運動・サウナ・長風呂は控えてください(血流が上がると内出血リスクが増します)
  2. 1週間— 注入部位を触りすぎない・強いマッサージは避ける(ヒアルロン酸がずれるリスクがあります)
  3. 3週間— 注入部位への強い紫外線を避ける
  4. 1ヶ月後— ヒアルロン酸がほぼ定着します。仕上がりに不満があればクリニックに相談を

内出血を最小限にする対策

施術前1週間は、アスピリン・イブプロフェンなどの血液をサラサラにする薬やサプリメント(魚油・ビタミンE・イチョウ葉エキス等)を休薬してください(処方薬は医師に確認のうえで)。また、飲酒は前日から控えるのがベスト。施術にカニューレ(鈍針)を使用する医師を選ぶと、内出血リスクがさらに下がります。

リスクと副作用|「手軽」でも注意が必要

ヒアルロン酸注入は手軽な反面、ほうれい線付近は重要な血管が通る危険ゾーンであることを知っておく必要があります。

リスク頻度内容対策
血管閉塞(最重要)きわめてまれ血管にヒアルロン酸が入り血流遮断→皮膚壊死・失明の可能性吸引テスト実施。カニューレ使用。ヒアルロニダーゼ常備クリニックを選ぶ
内出血時々針が血管に当たり皮下出血薬・サプリの休薬。カニューレ使用
しこり・凹凸時々ヒアルロン酸の偏り、注入量過多少量ずつ注入。2週間後に追加調整
不自然な膨らみ注入過多時注入しすぎで頬がパンパンに見える控えめな初回注入。信頼できる医師選び
チンダル現象(青み)浅い注入時皮膚の浅い層に注入すると青みが透ける適切な深度への注入。起きたらヒアルロニダーゼで対応
アレルギー反応非常にまれ製剤の添加物に対する反応。腫れ・かゆみ事前のアレルギー歴確認。厚労省承認品の使用

血管閉塞リスクを押さえる

ほうれい線の鼻翼基部(小鼻の横)には顔面動脈が走行しており、ここに誤ってヒアルロン酸が注入されると血管が詰まり、皮膚壊死失明につながるリスクがあります。発生頻度はきわめて低いものの、一度起きると重大な後遺症を残す可能性がありますので、以下の3点を必ずご確認ください。①医師が吸引テスト(aspiration test)を行うか(吸引テストは陰性でも血管内注入を完全に否定できないという限界も近年指摘されていますが、実施するクリニックは血管閉塞リスクを意識している証と評価できます)、②カニューレ(鈍針)を使用するか(鈍針は血管を貫通しにくい)、③ヒアルロニダーゼ(溶解酵素)がクリニックに常備されているか(血管閉塞の緊急対応に必須)。これらをクリアしているクリニックでの施術が望ましいです。

効果には個人差があります

本記事で紹介する効果・持続期間・料金は、公開資料および医学情報に基づく一般的な目安です。実際の効果の出方・持続期間・適切な施術回数は、肌質・たるみの程度・生活習慣によって大きく変わります。期待できる効果については、必ず医師のカウンセリングで個別に確認してください。

ほうれい線治療の選択肢|ヒアルロン酸 vs 他の治療法

治療法効果持続ダウンタイム費用向いている人
ヒアルロン酸注入溝を内側から補填6〜18ヶ月数日¥30K〜¥150K手軽にほうれい線を改善したい方
脂肪注入自己脂肪でボリューム補填半永久(定着分)1〜2週間¥200K〜¥500K長期的効果を求め、脂肪採取に抵抗がない方
グロースファクター注射コラーゲン生成促進個人差大(エビデンスは限定的)数日〜1週間¥100K〜¥200K肌質改善も兼ねたい方
ハイフ(HIFU)たるみ引き締め3〜12ヶ月ほぼなし¥30K〜¥300Kたるみが主因のほうれい線
糸リフト物理的引き上げ1〜2年1〜2週間¥100K〜¥600K中等度のたるみ+ほうれい線
フェイスリフト大幅なリフトアップ5〜10年2〜4週間¥800K〜¥3M重度のたるみ+ほうれい線

ほうれい線の原因が「ボリュームロス(くぼみ)」ならヒアルロン酸が有力な選択肢になります。「たるみ(皮膚の下垂)」が主因ならハイフ糸リフトのほうが効果的です。実際にはボリュームロスとたるみが複合的に起きているケースが多いため、ヒアルロン酸+ハイフヒアルロン酸+糸リフトの組み合わせがもっとも満足度が高いとされています。エラボトックスでフェイスラインをシャープにし、ヒアルロン酸でほうれい線を改善する「複数施術の組み合わせプラン」も人気です。

ヒアルロン酸注入後の効果タイムライン
直後即効で溝が浅く2〜3日腫れが引く自然に馴染む2週間完全定着微調整可能1〜6ヶ月ベスト状態効果のピーク6〜12ヶ月吸収が進む効果がやや減少12〜18ヶ月追加注入の検討時期← 効果の推移 →※持続期間は製剤により異なります(ボリューマXC:最長24ヶ月、ボルベラXC:12〜18ヶ月)

繰り返し注入のポイント|打ち続けて大丈夫?

ヒアルロン酸は体内で徐々に吸収される(分解される)ため、効果を維持するには定期的な追加注入が必要になります。「打ち続けると顔が大きくなるのでは?」というご不安の声をよく耳にしますが、適切な量と頻度であれば問題ありません

注意すべきは「短期間の大量注入」です。前回のヒアルロン酸が完全に吸収される前に大量に追加すると、ヒアルロン酸が蓄積して不自然な膨らみやしこりの原因になってしまいます。推奨される追加注入のタイミングは、効果が薄れてきたと感じた頃(6〜12ヶ月後)です。前回の残量を考慮して、少なめの量で微調整するのがベストです。医師に「前回の残りがどれくらいあるか」を診てもらい、必要な分だけ追加するアプローチが、自然な仕上がりを長期間維持するコツと言えます。

もし注入結果に満足できなかった場合は、ヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸分解酵素)で注入したヒアルロン酸を溶解できます。この「やり直しが効く」可逆性がヒアルロン酸の大きなメリットです。ただし溶解すると元に戻るだけでなく、もともと体内にあったヒアルロン酸まで一部分解される可能性がありますので、使用は慎重に判断する必要があります。

クリニック選びのチェックポイント

  1. 使用する製剤を明示している— 製品名・メーカー名・厚労省承認の有無が確認できること
  2. 注入量の目安を説明してくれる— 「何ccをどこに入れるか」を具体的に説明してくれること
  3. カニューレ(鈍針)使用の選択肢がある— 血管閉塞リスク軽減のため。特にほうれい線では重要なポイントです
  4. ヒアルロニダーゼを常備している— 血管閉塞の緊急対応に必須
  5. 過剰注入を勧めない— 「もっと入れたほうがいい」と過剰に勧めるクリニックは避けましょう

クリニックの選び方で基本的なチェックポイントを確認し、東京エリア大阪エリアの情報もお役立ていただけます。

初めてのヒアルロン酸注入で後悔しないために

①初回は控えめな量で。「もう少し欲しい」と思うくらいが自然です。②施術後2週間は定着待ち。直後の腫れで判断しないでください。③Before/After写真を撮っておくと、効果を客観的に確認できます。④信頼できる1人の医師に継続して見てもらいましょう。医師が変わると注入の一貫性が保ちにくくなります。脂肪が原因の場合は顎下脂肪吸引ガイド|顔の脂肪吸引が効果的です。

よくある質問(FAQ)

Q. ほうれい線ヒアルロン酸の効果はいつ出ますか?
注入直後から効果を実感できます。ただし注入後2〜3日は腫れがあり、2週間で完全に馴染んで最終的な仕上がりが確認できます。
Q. ヒアルロン酸の効果はどのくらい持続しますか?
製剤により異なりますが、6〜18ヶ月が目安となります。ジュビダームビスタ®のボリューマXCは最長24ヶ月持続するとされています。
Q. 注入量は何ccが適切ですか?
ほうれい線の深さによって変わります。浅いほうれい線で両側0.6〜1cc、中程度で1〜1.5cc、深いもので1.5〜2ccが目安です。初回は控えめに入れて、2週間後に追加するのが安全です。
Q. ヒアルロン酸注入は痛いですか?
多くの承認製剤にはリドカイン(局所麻酔剤)が配合されており、注入時の痛みはチクッとする程度です。表面麻酔クリームも併用できますので、痛みが不安な方はカウンセリングで相談されるとよいです。
Q. ヒアルロン酸注入で顔がパンパンになりませんか?
適切な量と製剤であれば自然な仕上がりになります。過剰注入や不適切な製剤選びで不自然になるケースがありますので、症例数の多い医師の判断に任せていただくのが安心です。
Q. ヒアルロン酸を溶かしてやり直しはできますか?
ヒアルロニダーゼ(溶解酵素)で分解できますので、万一気に入らない場合は元の状態に戻せます。この可逆性がヒアルロン酸の大きなメリットです。
ヒアルロン酸涙袋ハイフ完全ガイドハイフの料金相場糸リフト完全ガイド糸リフトの料金フェイスリフト完全ガイドエラボトックス完全ガイド額ボトックス完全ガイド口角ボトックス完全ガイド顎下脂肪吸引ガイド|顔の脂肪吸引美容整形の費用相場クリニックの選び方カウンセリングガイド安全性ガイド支払い方法ガイド

参考文献(PubMed 収載論文)

  1. Stefura T, Kacprzyk A, Droś J, Krzysztofik M, Skomarovska O, Fijałkowska M, Koziej M. “Tissue Fillers for the Nasolabial Fold Area: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Clinical Trials.” Aesthetic Plast Surg. 2021. PMID 34255156
  2. Cheon HI, Kim JH, Kim BJ, Lee YW. “Efficacy and safety of a new hyaluronic acid filler for nasolabial folds: a 52-week, multicenter, randomized, evaluator/subject-blind, split-face study.” J Cosmet Dermatol. 2021. PMID 33085170

本記事は上記の学術文献に基づいて作成しており、医療情報の正確性を担保するため、すべて PubMed(米国国立医学図書館 NLM 運営の学術論文データベース)収載論文を出典としています。

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