ハイフの料金は全顔1回¥30,000〜¥400,000の幅があります。価格差の主因は使用機種とショット数とされ、機種別の相場を整理しました。
「全顔1回¥10,000」と「¥150,000」が同じ施術名で並ぶ価格表——こうした15倍以上の価格差の背景にあるのが、機種・ショット数・施術者のランクの3つです。料金相場は全顔1回¥30,000〜¥150,000(2026年)で、ウルセラ系で¥80,000〜¥150,000、ウルトラフォーマー系で¥30,000〜¥80,000、ソノクイーン系で¥25,000〜¥60,000が一般的とされています。表示価格と総額にずれが生じる傾向が報告されており、比較は総額ベースが前提となります。
ハイフの料金相場(全顔1回)は、ウルセラ¥200,000〜¥400,000、ウルトラフォーマーMPT¥30,000〜¥80,000、ソノクイーン¥40,000〜¥100,000とされています。同じ「全顔ハイフ」でもショット数が200発と600発では効果に差が報告されており、料金とあわせてショット数と照射範囲の確認が前提となります。
※2026年4月時点の都内主要クリニック公示価格に基づく概算レンジ「ハイフ 全顔 ¥9,800」と「ハイフ 全顔 ¥350,000」——検索して出てくる料金の差は、実に35倍以上。同じ施術名なのにここまで価格差が開く美容医療はほかにありません。理由はシンプルで、ハイフという言葉が指す中身がクリニックごとにまったく違うからです。
料金差を生む主な変数は4つあります。①使用機種(ウルセラかジェネリック機種か)、②ショット数(200発か600発か)、③照射深度の組み合わせ(1.5mm・3.0mm・4.5mmをどう組み合わせるか)、④照射範囲(本当に全顔か、頬だけか)。この4つを理解しないまま「安いから」で飛びつくと、「効果がなかった」という結果になりかねません。
この記事では、機種別・部位別・ショット数別にハイフの料金相場を整理し、「この価格でこの内容なら妥当」と判断できる基準を提供します。ハイフ(HIFU)はこちらで解説しています。
2026年現在、日本の美容クリニックで使用されている主要なハイフ機種と、それぞれの全顔1回あたりの料金相場は以下の通りです。機種によって出力・深度・カートリッジ設計が異なるため、「安い=劣る」とは限りませんが、機種の特性を理解したうえで選ぶことが重要です。
| 機種名 | メーカー / 国 | 全顔1回の相場 | ショット数目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ウルセラ(Ultherapy) | Merz / 米国 | ¥200,000〜¥400,000 | 400〜800発 | FDAクリアランス取得(MFU-V)。最も高出力でSMAS層にアプローチ。痛みが強い |
| ウルトラフォーマーMPT | Classys / 韓国 | ¥30,000〜¥80,000 | 300〜600発 | MPT技術で連続照射。施術時間が短く痛みも比較的マイルド |
| ソノクイーン(SonoQueen) | ニューロン / 韓国 | ¥40,000〜¥100,000 | 200〜500発 | 目元・眉下の繊細な照射が可能。痛みが少なく初心者向き |
| ウルトラセルQ+ | Jeisys / 韓国 | ¥25,000〜¥80,000 | 300〜600発 | リニアカートリッジで脂肪溶解にも対応。汎用性が高い |
| ダブロゴールド | Hironic / 韓国 | ¥30,000〜¥80,000 | 300〜500発 | 均一な照射が特徴。韓国で高いシェア |
| リポセル(LIPOcel) | Jeisys / 韓国 | ¥50,000〜¥120,000 | — | 脂肪層に特化した照射。ボディ痩身で使われることが多い |
ウルセラが突出して高額なのは、FDA認証機器としてのブランド力と、1ショットあたりのカートリッジ原価が高いためです。ウルトラフォーマーMPTやソノクイーンは韓国製でランニングコストが低く、そのぶん施術価格を抑えられます。ただし「安い=効果が低い」とは限りません。ウルトラフォーマーMPTのMPT(Micro Pulsed Technology)は照射効率が高く、ハイフの効果と持続期間の面でもウルセラと遜色ないとする医師も少なくありません。
「全顔」と一口にいっても、クリニックによって含まれる範囲が異なります。頬+あご下が「全顔」のクリニックもあれば、額+こめかみ+頬+あご下+首まで含めて「全顔+首」としているところも。以下は部位別の目安です。
| 照射部位 | ウルセラ | ウルトラフォーマーMPT | ソノクイーン |
|---|---|---|---|
| 全顔(額〜あご下) | ¥200,000〜¥400,000 | ¥30,000〜¥80,000 | ¥40,000〜¥100,000 |
| 頬のみ | ¥100,000〜¥200,000 | ¥15,000〜¥40,000 | ¥20,000〜¥50,000 |
| あご下(二重あご) | ¥60,000〜¥120,000 | ¥15,000〜¥40,000 | ¥15,000〜¥40,000 |
| 目元・眉下 | ¥50,000〜¥100,000 | ¥10,000〜¥30,000 | ¥15,000〜¥40,000 |
| 首(ネックリフト) | ¥80,000〜¥180,000 | ¥20,000〜¥50,000 | ¥25,000〜¥60,000 |
| 全顔+首セット | ¥250,000〜¥500,000 | ¥45,000〜¥120,000 | ¥55,000〜¥140,000 |
目元や眉下はソノクイーンが得意とする領域で、他の機種では照射できない繊細なエリアにも対応できます。一方、フェイスリフト完全ガイドに近いしっかりしたリフトアップ効果を求めるなら、SMAS層まで届くウルセラが有力な候補のひとつとして挙げられます。
「全顔」の定義を必ず確認
クリニックAの「全顔¥30,000」は頬+あご下のみ200ショット。クリニックBの「全顔¥80,000」は額〜首まで600ショット。表面的な価格比較では正確な判断ができません。予約前に「照射範囲はどこからどこまでですか?」「ショット数は何発ですか?」の2点は必ず確認しておきましょう。
ショット数はハイフの効果を決定づける重要な変数です。同じ機種・同じ部位でも、ショット数が倍になれば照射密度が上がり、効果の実感度と持続期間が変わります。
| ショット数(全顔) | 照射密度 | 効果の目安 | 料金帯(UF-MPT基準) |
|---|---|---|---|
| 100〜200発 | 低密度 | 引き締め感は出るがリフトアップ効果は限定的。お試しレベル | ¥15,000〜¥30,000 |
| 300〜400発 | 標準 | 多くの方がリフトアップを実感できるレンジ。コスパ最良 | ¥30,000〜¥60,000 |
| 500〜600発 | 高密度 | しっかりしたリフト効果。持続期間も長め。しっかり結果を出したい方に | ¥60,000〜¥100,000 |
| 700発以上 | 超高密度 | 首やデコルテまで含むフルコース。イベント前の集中ケアに | ¥100,000〜¥150,000 |
「¥9,800で全顔ハイフ」の落とし穴
一部のクリニックが広告する極端な低価格プランの多くは、ショット数が100〜150発程度で照射範囲が頬の一部のみ、しかもジェネリック機種を使用しているケースがほとんどです。この内容で「全顔」と表記するのは誤解を招く広告であり、初回限定で安く集客してからオプション追加で高額になるパターンも目立ちます。「安すぎるハイフ」を見つけたら、ショット数・機種名・照射範囲の3点は必ず確認しましょう。
ハイフは1回で終わりではなく、効果を維持するには定期的なメンテナンスが必要です。ハイフ(HIFU)で解説している通り、推奨頻度は3〜6ヶ月に1回。年間どの程度の費用がかかるのか、機種別にシミュレーションしてみましょう。
| 機種 | 1回あたりの費用 | 推奨頻度 | 年間コスト |
|---|---|---|---|
| ウルセラ | ¥200,000(中央値) | 6〜12ヶ月に1回 | ¥200,000〜¥400,000 |
| ウルトラフォーマーMPT | ¥55,000(中央値) | 3〜6ヶ月に1回 | ¥110,000〜¥220,000 |
| ソノクイーン | ¥70,000(中央値) | 3〜4ヶ月に1回 | ¥210,000〜¥280,000 |
1回あたりの費用はソノクイーンが最も抑えやすい一方、推奨頻度が高く、年間で見るとウルトラフォーマーMPTを上回るケースもあります。ウルセラは1回あたりの費用は高いですが、効果の持続期間が長い分、年間の施術回数を抑えられるメリットがあります。自分の予算と通院頻度を踏まえて選ぶのが現実的です。
もう一つ見落としがちなのが「併用施術のコスト」です。ハイフ単体でも効果はありますが、ほうれい線ヒアルロン酸やエラボトックス完全ガイドを組み合わせることで、リフトアップ+ボリューム補正+小顔効果をトータルで実現するアプローチが増えています。併用する場合はハイフ代+注入代の合計で年間予算を組む必要があります。
たとえばウルトラフォーマーMPT(全顔¥55,000 × 年3回=¥165,000)にヒアルロン酸ほうれい線(¥50,000 × 年1回)を加えると年間¥215,000。これを糸リフト1回(¥200,000〜¥400,000)と比較すると、ダウンタイムの少なさを考慮しても「ハイフ+注入」の組み合わせが費用対効果で優位になるケースが多いです。もちろん、たるみの程度が中〜重度であれば糸リフト完全ガイドやフェイスリフト完全ガイドを選択した方が満足度は高いでしょう。糸リフトのデメリットも含めて比較検討するのも有効です。
ハイフだけが「たるみ治療」ではありません。予算や求める効果に応じて、他の選択肢も検討する価値があります。美容整形の費用相場もあわせてご参照ください。
| 施術 | 1回あたりの費用 | 効果の持続 | ダウンタイム | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 医療ハイフ(全顔) | ¥30,000〜¥400,000 | 3〜12ヶ月 | ほぼなし | 切らずにリフトアップしたい方 |
| 糸リフト完全ガイド | ¥100,000〜¥500,000 | 1〜2年 | 1〜2週間 | ハイフより強いリフト効果を求める方 |
| フェイスリフト完全ガイド | ¥800,000〜¥2,500,000 | 5〜10年 | 2〜4週間 | 重度のたるみを根本的に改善したい方 |
| サーマクール | ¥80,000〜¥250,000 | 6〜12ヶ月 | ほぼなし | 肌の引き締め・小顔効果を求める方 |
| ほうれい線へのヒアルロン酸注入 | ¥30,000〜¥100,000/本 | 6〜18ヶ月 | 数日 | ほうれい線やゴルゴ線をピンポイントで改善したい方 |
| エラボトックス完全ガイド | ¥5,000〜¥50,000 | 3〜6ヶ月 | ほぼなし | 咬筋の張りによるエラ張りを改善したい方 |
「まずはダウンタイムなしで試したい」ならハイフ、「もっとしっかりしたリフトアップが欲しい」なら糸リフトの料金相場を比較検討、「永続的な効果が欲しい」なら切開リフトという段階的な考え方が現実的です。ハイフと糸リフトの比較は糸リフト比較ガイドで詳しく解説しています。
ハイフの費用を抑えるための支払い方法と、知っておくべき制度をまとめます。美容医療の支払いガイドも併せてご確認ください。
| 施術費用 | 分割回数 | 月々の支払い(金利15%の場合) | 総支払い額 |
|---|---|---|---|
| ¥60,000 | 12回 | 約¥5,400 | 約¥65,000 |
| ¥100,000 | 24回 | 約¥4,800 | 約¥115,000 |
| ¥200,000 | 36回 | 約¥6,900 | 約¥249,000 |
| ¥350,000 | 48回 | 約¥9,700 | 約¥466,000 |
医療ローンは便利ですが、金利負担を考えると36回以上の長期分割は総支払い額が大幅に増える点に注意が必要です。ウルトラフォーマーMPT(¥55,000前後)であれば12回分割で月々約¥5,000と、日常の範囲で収まります。
保険と医療費控除について
美容目的のハイフは自由診療のため、健康保険は適用されません。また、原則として医療費控除の対象外です。「保険が使えます」「医療費控除の申請で戻ってきます」と案内するクリニックがあれば、それは誤った情報の可能性があるため注意が必要です。
カウンセリングに行く前に、以下の5項目を確認するだけで「想定外の高額請求」や「安かったけど効果がない」という失敗を大幅に減らせます。
クリニック選びの基本はクリニックの選び方ガイドで、カウンセリングで聞くべきことはカウンセリングガイドで詳しく解説しています。
ハイフの表示価格で見落とされがちなのが「追加料金項目」です。①表面麻酔代(¥3,000〜¥5,000)、②アフターケア用のパック・クリーム(¥2,000〜¥8,000)、③施術後に勧められるスキンケア商品(任意だが¥10,000〜¥30,000になるケースも)。これらを含めると、表示価格の1.1〜1.3倍が実際の支払額です。
カウンセリング時に「本日の総額はおいくらですか?」と直接聞くのが一番確実です。回答を渋るクリニックは後日トラブルの元になりやすいので注意しましょう。支払いガイドもあわせてご確認ください。